温度管理

西日本から東日本の広い範囲で「梅雨入り」が発表されました。近年は雨の降り方が激しくなり、この時期は水害のニュースを目にすることが増えた気がします。皆様もくれぐれもご留意ください。

梅雨時期。湿気が高くなる。夏が近づくにつれ気温も高くなる。物流、特に冷凍/冷蔵食品を運ぶ当社にとっては荷扱いに特に気を遣う時期となります。トラックの冷凍機は年に2回の健康診断・・・4月の「シーズン・イン点検」と10月の「シーズン・アウト点検」・・・を必ず受けます。1台に付き半日~1日かけ、冷凍機屋さんに徹底的に点検・整備してもらいます。安心して商品を運ぶためには、この点検整備は不可欠です。

それ以外に「不調を見抜く」ために、デジタコについている温度記録計と外付け(チノー社製)の温度記録計を用い、2系統4チャンネルの「温度記録」を全車に設置し、デジタコでは「日々」、記録計では週に一度徹底した「温度記録の確認作業」を行っています。写真はチノー社製の「カードロガー」(温度記録計)からパソコンに一週間の温度記録を読み出す作業をしている時のスナップです。毎日、毎週グラフの波形を見ていると、「ん?デフロスト時間長いな・・・ホットガスの戻りは大丈夫?フィンに霜ついてない?」とか「コンプレッサー周り点検入れようか」という「ちょっとした異常」がよく分かります。地味な作業ですがお客様の大切な荷物を安全に運ぶためには、ドライバーさんは現場で、事務方はパソコン上で点検を怠りません。見えないものを見抜く。日々精進しています。

2019年06月07日